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宮崎の柑橘を知る

 

宮崎は柑橘天国!? 

 

 全体的なイメージでいえば、九州の南東部に位置し、黒潮の影響を受ける宮崎県は、年間を通して温暖な気候。

 しかし実際は南北に長く、海岸沿いと山間部では全く違う気候の影響を受けているので、育つ作物もバラエティーゆたか。

 

 今回、宮崎県内の柑橘でコーディアルシロップを作ろうと思った中で、どの柑橘が適しているのか?また、生産量や旬の時期、様々な観点から柑橘類と向き合ってみた。

 

 シトラスで割るから「シトワール」なのだから、炭酸で割ったり、お酒で割っても、尖った酸味と強い天然の芳醇な香りを表現できる柑橘を見つけ出すために。

 

 初めに出会ったのが「へべす」。宮崎県日向市原産の柑橘で、現段階ではその周辺地域でしか生産や出荷を行っていない。(2020年以降は県全体での出荷が見込まれてくる予定)

 

 路地物が出回る8月あたりのへべすは、青々としておりとても尖っていた。柑橘特有の爽やかな香りが強く、酸味が強い。まさにシトワール向きの柑橘。

 

 ただ、へべすも熟れてくると甘味が出てきて酸味が弱まる。それとともに香りも円やかになり尖りが無くなる。

柑橘バイヤー現る

 

 相性の良い柑橘を探すなかで、宮崎市内で青果店を営む村田さんにお会いすることができた。村田さん曰く、「宮崎にはまだまだ世に出ていない柑橘が実は沢山あるのです」と。「その柑橘を紹介したい」とのお言葉をいただき、シトワールを構築していくうえで、提携を結び〝柑橘バイヤー”に就任して頂くことになる。

 

 そんな中で意見を交換し合い、今の時期ならば、県の西側の小林市に旬の柚子がある。この柚子がまだ若く酸味があり香りが強い...「柚子」と「へべす」をブレンドすることで、シトワールが目指す、尖った酸味と芳醇な香りを引き出すことが出来た。

挑戦する生産者

 

 ムラタさんとの縁から、日南市大窪の柑橘農家、緑の里りょうくんの田中社長の農園にお邪魔させていただく。なんでも宮崎県産のライムを生産していると。

 

 ライムは輸入シェアは98%がメキシコ産で約2000トン、国内産の流通は2014年のデータによると2トンのみ。それぐらい国産のライムは希少価値が高いということになる。

 

 田中社長は宮崎が柑橘大国であることを全国に発信したい心意気を持った立派な生産者。ライム以外にもレモン、グレープフルーツなどを生産されている。それを宮崎発のブランドにして国産の安心安全な柑橘を全国に届けようとされている。

 

 自分も柑橘(シトラス)で交わる(シトワール)縁のもとに、非力ながら発信できるように頑張っていこうと決意させてくれるパワーをいただけました。

 

つづく